先日ね、東京に行ってきたんですよ。
東京の神保町に行ってきたんですよ。
川端康成先生の古本を買いに行ってきたんですよ。
神田駅から神保町まで歩いていったんですよ。
そしたらね、お姉さんかおばさんの間くらいの中途半端な人が何かを配ってたんですよ。
――そいつを受け取ったのが間違いだった。
そのまま立ち去ろうとしても、ダメだった。
女の人「絵とかに興味はございませんか?」
俺「まぁ、たしなむ程度に」
女の人「すぐそこで版画絵の展覧会やってるんですよ〜」
俺「へぇ〜」
女の人「入場料無料なんで見てってくださいよ〜」
俺「(タダ・・・だと?)いいでしょう」
無料(タダ)という言葉に弱い俺は、すんなりと館内へ
カウンターの人も女の人でした
女の人B「絵に興味があるんですか?」
俺「ピカソみたいなやつのよさはわかりませんけどね」
女の人B「うはwwwwwwwテラワロスwwwwwwwww」
カウンターの前に誰かの名前と住所が書いてあるのを気にしながら館内に侵入した俺は、絵の少なさとちゃっちさにがっかりしながらそ〜っと出て行こうとした。
ダメだった。
女の人「兄ちゃん兄ちゃん、ちょっとこっちきて」
俺「?」
女の人「ここに、いろんな絵があるから買っていきな」
俺「
(なんと大胆な・・・)」
女の人「こういう絵ってね、額縁だけでも数万円するの」
俺「(ほんとかそりゃ?)」
女の人「絵に興味を持った人はこういうところからはじめたほうがいいと思うのね」
俺「(何を描きたいのか分からない絵ばっかだけど)」
女の人「どう?一枚」
俺「(あれ?作者名が無い・・・)ちょっとね〜お金を今日持ってきて無いんですよ〜」
女の人「
・・・お金を持たないで東京に来たの?」
俺「(やべぇ超怖ぇこの人)あれ?これっていくらですか?」
女の人「千円だから買えるでしょ〜(にぱ〜☆)」
俺「(すごい温度差・・・)でも、これはリュックに入らないですよね」
女の人「手提げ袋がここにあるから大丈夫!」
俺「(と、言われてもねぇ)う〜ん」
女の人「ここにある絵はね、私が監督してて、今ここにあるものしか手に入らないのよ〜
しかも、ここにあるものしか在庫が無いの〜だからチャンスなのよ〜
しかも消費税かからないのよ?」
俺「
・・・上手ですね」
女の人「いやいや上手とかじゃなくて〜どう?」
俺「(俺にはここをうまく脱出できない)じゃぁこれにします」
女の人「ありがとね〜」
その後、秋葉原で
女の人C「あの〜学生さんですか?」
俺「そうです」
C「何年生ですか?」
俺「一年生です」
C「
大学一年?」
俺「
高校生です」
C「あら、若〜い。そこでね展覧会やってるから見てってね」
俺「(あれ?デジャヴ・・・)」
C「無料だから。お金取らないから」
俺「じゃあ安心ですね」
カウンターにて
D「あら、その袋は?」
俺「(嫌な予感・・・)神田で買わされました」
D「
同じ系列店なの〜」
俺「
(ま た こ の 店 か)」
D「ゆっくり見てってね」
俺「絶対買わされるんだろうな〜でもお金ないし。そ〜っとかえろ」
D「
ちょっと兄ちゃん待って」
俺「(やっぱり・・・)
もう買わないですよ!」
D「うはwwwwwwwwテラワロスwwwwwwwww」
俺「
絶対に買わないですからね!!」
D「ハハッワロス」
俺「
もうお金ありませんからね!!」
D「
こういう絵はどう?」
俺「(えー)買いませんから」
D「風景画はこういうのが」
俺「お金ありませんから」
D「え〜じゃぁまた来てね」
俺が引っかかったのはいわゆる
コレ?まぁ、俺が成人してたら危なかったですよね。
東京って恐ろしい!!怖い!!